圓神祠
当神社の創立は、太古大阪湾が深く入りこんで海辺はぬかるみ、芦荻が繁茂して圓江[つぶらえ]と云い円形の入江に創祀された圓神祠に始まり、
嘉祥三年(850)の「文徳実録」に八十嶋祭の祭場が圓江でそこに創祀されたのが圓神祠とされ、八百年代後半の創建とされています。ご神威高く、
上古天皇御即位の大嘗祭につづく八十嶋祭に預かり給ひ、後に土地が次第に固成して村を形成しその名も津村と転訛しました。
豊臣秀吉公の大阪居城と共に政治経済の中心地として発展し、諸大名が参集してその崇敬も厚く什器の寄進も相次ぎました。